こんにちは。今回は、AI自動売買 徹底マスター講座で使用しているFX用EAのフォワードテストの経過を報告します。
フォワードテスト概要
-
テスト開始日:2025年4月22日
-
運用EA数:合計43個(2口座で分散運用)
現在のポートフォリオ構成と結果
2つのアカウントで異なる通貨ペア構成のポートフォリオを組み、フォワードテストを実施しています。
AI_KOZA_FX01(22個のEA)
AI_KOZA_FX02(21個のEA)
1か月使ってみた感想
講座を始めて約1か月が経過しましたが、正直なところ、1か月という期間ではEAのパフォーマンスを評価するには少し短いという印象です。
自分のトレードスタイルとの違い
口座で配布されているEAは1時間足〜4時間足を使った中長期型がメインですが、ボクの普段のスタイルはもう少し短期〜中期でトレード回数も多め。なので感覚的に少しギャップを感じる部分もあります。
ポートフォリオ運用の評価
期間が短くトレード回数も少ないため、評価は難しいですが、今のところ勝ち負けを繰り返しながらも、全体としてはプラス推移しているし、EAが異なるタイミングで利益を出すため、リスク分散が機能していると言えます。
マジックナンバーごとにEAの実力を分析する
EA(エキスパートアドバイザー)を活用してトレードの自動化を図るうえで、単に稼働させるだけでは本当の実力は見えてきません。重要なのは、EAごとのパフォーマンスを正確に把握し、信頼できるEAを選び抜くこと。そのために有効なのが、マジックナンバー単位での分析です。
MT4からマジックナンバー付きのレポートを出力
まずはMT4で各トレードのデータをレポートとして出力します。
-
レポート作成時に「コメント欄にチェック」を入れるのがポイント。
-
各EAのトレードにはマジックナンバーが付与されているため、どのEAがどのトレードを行ったかが一目でわかります。
このデータをもとに、EAごとのパフォーマンスを客観的に評価できるようになります。
QuantAnalyzerで詳細分析
MT4からエクスポートしたレポートを、QuantAnalyzerにインポートします。
QuantAnalyzerを使えば、以下のような指標をマジックナンバーごとに自動集計できます。
これにより、各EAの強みや弱点、安定性が明確になり、本当に使えそうなEAかどうかを定量的に判断できます。
ポートフォリオに組み込むEAの選定
データを分析したら、次はポートフォリオを構築する段階です。重要なのは、数値だけでなく、EAの特性や戦略的バランスも加味して選定することです。以下の3つの視点を持つことがカギとなります。
① フォワードテストとバックテストの整合性
バックテスト(過去のデータ)で好成績でも、リアルタイムのフォワード運用では同じ結果が出ないこともあります。
-
過去と現在の結果が一貫しているか
-
市場環境の変化に対応できているか
この視点で比較分析し、実運用でも信頼できるEAを見極めましょう。
② EAの売買ロジックを理解する
どんな売買戦略か(例:ブレイクアウト型・逆張り型・トレンドフォロー型など)を理解することは非常に重要です。こうしたロジックの特徴を押さえておくことで、運用時のストレスや予期せぬリスクを減らすことができます。
③ ポートフォリオ全体のバランスを取る
似たタイプのEAを複数使うと、特定の相場で同時にドローダウンを起こすリスクがあります。
これらを意識的に分散させて、リスクを抑えた安定ポートフォリオを構築する必要があります。
まとめ
今回は組み込むべきEAの特定までには至っていません。
トレード頻度が少ないので、実際にリアルトレードで利用するようEAを選定するには最低でも3か月から半年くらいの思われます。