あゆみ式FXとドラストFXを比較してみた

Kominatoさんという方からこのようなご質問を頂きました。

早速お返事すいません。
そしたらドラゴンストラテジーFXを買いたいです。
その前に質問ですがこれも5分足のトレンドフォローだと思いますがどんな違いがありますか？
同じようだったら他のを買うかもしれません。
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確かにKominatoさんのおっしゃるとおり、
「あゆみ式 A Teachert FX Academy」と「ドラゴンストラテジーFX」はともに
5分足チャート
をベースにしてエントリーと決済のタイミングをはかる
トレンドフォロー
が基本のロジックです。

このふたつを比較してみれば、もしかしたら思わぬ発見とかがあるかもしれません。
ドラストの推奨通過ペアは
ユーロドル、ポンドドル、ドル円、ユーロ円、ポンド円

あゆみ式FXの推奨通過ペアは
ユーロドル、オージードル、ポンド円
ですので、試しにユーロドルについて比較・検証してみました。

エントリー・決済ポイントの比較

ドラストFXの場合

ドラストの基本的なエントリーポイントは、「大矢印」と「小矢印」の方向がそろった場所です。

決済は、いろんなやり方があるんですが、最も基本的なやり方は「ドラゴンバンド」と「平均足」の位置関係を見て決定します。
※チャートの決済ポイントは
https://eamt4.net/fxjoho/dragon-trategy/kessai-indicator.html

で作ったインジケーターを利用しています。

あゆみ式 A Teachert FX Academyの場合

あゆみ式 A Teachert FX Academyは、

1. 時間帯（東京時間～ニューヨーク時間）
2. 1時間足の長期の値動き
3. レッドライン、ブルーライン、ローソク足の位置関係
4. 損切幅
5. トレンドベルトの状態

の条件がOKであればエントリーします。
（※上のチャートでは3.と5.のみを考慮し矢印を表示させています）

決済については明確には定められていませんが、あゆみさんはローソク足とサブラインの関係等を考慮して決済ポイントを決めていると思われます。

あゆみ式FXのチャートにドラストのサインを重ねてみた

こんな感じになります。

エントリーポイントについて

ドラストの小矢印とあゆみ式の5分足のみを考慮した矢印を比べてみると、大矢印と小矢印の関係を考慮したとしても
ドラストのサインの発生頻度が多そう
に思われます。

矢印の発生のタイミングとしてはどちらが先行してどちらが追随するといった
相関関係はない

と思われます。

また、レンジ相場において、ドラストでは上向きと下向きのサインが交互に頻繁に発生しますが、あゆみ式FXにおいてはそのような現象はありません。
これは、ドラストのサインが移動平均線のクロスをベースにサインを表示させているのに対して、あゆみ式FXでは一目均衡表の雲に対する反発をベースにサインを出していることによると思われます。

両ロジックとも大きなトレンドを狙ったトレンドフォローロジックですが、レンジ相場においては
ドラストはダマシが頻発する
傾向がありますが、あゆみ式においてはドラストに比較すると
ダマシは少ない
ということが言えると思います。
その代わり、エントリーチャンスはドラストFXに比較して激減しますが・・・

決済ポイントについて

基本的にあゆみ式では決済のロジックは明確にはされていませんが、あゆみさんがよく利用すると思われる決済ポイントは、移動平均線をベースにしていると思われます。

これに対してドラストの決済ポイントはケルトナーチャネルのバンドを利用していると思われますし、期間の設定もデフォルトでは違うと思われますので、決済ポイントについても

相関関係はない

と思われます。

大きなトレンドでのサインの比較

ドラスト、あゆみ式とも、大きなトレンドでごっそり利益を獲得することを得意とするロジックであると言えます。
大きなトレンド相場においてどのようなサインが発生するのかを比較してみました。（ドラストの大矢印やあゆみ式の1時間足は考慮しません）

例えば2016/6/28の日本時間で午前9時頃から大きなトレンド相場が始まっています。
この相場では、まずドラストにエントリーサインが出て、少し遅れてあゆみ式にもサインが出ています。

エントリーはほぼ同時なのですが、決済のサインについてはドラストが頻繁に出ますので、もし1回目の決済ポイントで決済するとすれば、あゆみ式のほうが大きな利益を得ることができると言えると思います。

2016/6/27の日本時間で午後5時頃から発生したダウントレンドでも上と同じような結果になっています。

ちなみにこんな場面もあります。

上のチャートは
2016/6/16の日本時間で午前10時頃から発生したトレンド相場です。
ドラストのサインは表示されていますが、残念ながらあゆみ式FXのサインは表示されていません(涙)

これは、ドラストのサインが移動平均線をベースにしているので、大きなトレンドの転換点ではかなりの確率でサインを発するのですが、あゆみ式FXにおいてはローソク足の雲との反発がエントリー条件になっており、押し目や戻り目等の反発がなかったり、雲に届くほどのものでなかった場合はサインは発生しないということになります。

ちなみに、6/16の18：40頃から発生したトレンドでは、
ドラストの一撃で100pips
ほどゲットできたようです。結構スゴイです。

結局どちらがどうなのか？

結局のところ、あゆみ式もドラストも、一長一短があり、どちらが優れているとかいうことはちょっと難しいというのが比較してみてのボク的結論です^^;

両方とも5分足チャートをベースにしたトレンドフォローロジックであるという共通点はあるのですが、利用しているインジケーター等は別なので、エントリーポイントも決済ポイントも違ってきます。

敢えて言うとすればひとつ、頻繁にエントリーしたければドラスト、狙いを定めて確実なところでエントリーしたければあゆみ式、ということがもしかしたら言えるのかもしれません。

やはり、それぞれのロジックの特徴をとらえ、理解して使いこなすことが肝要のようです。

ということで参考にして頂ければ幸いですm(__)m

動画による解説

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