ワイルダーのアダムセオリーについて
クロスリテイリングさんの「岩本式・FXアダムセオリー・マスタースクール」について詳しく勉強したかったので、まずは
「ワイルダーのアダムセオリー」
という本を読んで予習をしていました。
(FXアダムセオリー・マスタースクールの検証・レビュー 参照)
で、この本の中で語られている考え方についてちょっとだけ検証してみました。
基本的にこの書籍の内容、どちらかというと、考え方というか概念的なものがメインであって、具体的な手法についての記述はサブ的な感じがしました。
その中で、
「グレーテストシンメトリー」
と
「セカンド・リフレクション」
については「概念的」なものの中にあって、ともに「シンメトリー」を考え方の中心とした、ある意味「手法的」っぽい感じがしました。
これらについて、残念ながら内容を詳しくは書くことはできませんが、かいつまんで言うと、
グレーテストシンメトリーとは、
「過去のある時点が現時点に近いほど、その時点に対応する未来の予測は正確になり、トレンドの傾きが大きいほど対象の度合いが大きい」
ということらしいです。
また、
セカンド・リフレクションについては、
「マーケット自らが行う最も可能性の高い将来の予測であり、常にアップデートされる」
ということらしいです。
これらをもって「再帰理論」というのが適切かどうかはかなり微妙だと思われますが、とりあえずこんなところです。
セカンド・リフレクションを表示するインジケーター
セカンド・リフレクションについては定義が明確なので、簡単にインジケーターを自作して、検証に使えそうながしたんですが、ネットを調べてみるとすでにいろんなのがあるようでしたので、自作するよりもそちらをご紹介したいと思います。
「とあるMetaTraderの備忘録」さんより、
http://d.hatena.ne.jp/fai_fx/20100819/1282170104
http://d.hatena.ne.jp/fai_fx/20100820/1282257823
※faiさんのソースコード、本当に素晴らしいです。心の底から尊敬いたします(^^)
こちらを表示させてみれば、
「常にアップデートされる」
の意味が一目瞭然です。
なんだかホントに未来の動きを予測しているように見えてしまいます(^^)
ただし、これ、ティック単位で常にアップデートされてしまうため、残念ながら
過去検証ができません(涙)
なので、グレーテストシンメトリーの
「過去のある時点が現時点に近いほど、その時点に対応する未来の予測は正確」
に着目し、直近の足(終値)及び現在の価格のみを考慮し過去検証もできるようにしたインジケーター
adam
を作ってみました。
faiさんのインジケーターに重ねるとこんな感じになります。
直近の場面を拡大するとこんな感じ↓
これだけだとわかりにくいので、過去において、相場が
「adam」の予測した値まで到達したかどうかをチェックするインジケーター
「adam_kensyo」(ネーミングセンスゼロ)
を作ってみました。
結構な確率で、次の足でadamが予測した値に到達しているようにも見えますが、これでもちょっとわかりにくいので、EAにして確認してみました。
始値でエントリーし、「adam」の予測値に到達したら決済するという単純なものです。
次の足で決済できなかった場合は、以降の「adam」の予測値で決済するようにしてます。
[browser-shot url=”https://eamt4.net/wp-content/uploads/2016/12/adam_tester.htm” width=”500″ height=”400″]
結果はこのようになり、結構な右肩上がりなので、優位性はまあまああるのかなって印象です。
昨今の相場を見るとほんとにピッタリ当てはまってる気もします。
ということで、「ワイルダーのアダムセオリー」にはなかなかの好印象を持ちましたので、ちょっと高価なんですが、クロスリテイリングさんの「アダムセオリーマスタースクール」も、実は先ほどゲットさせていただきました(^^)
現在会員のみの限定販売ということらしいので、詳しい内容はまだアップすることができないのですが、会員サイトをざっと見た感じ、クロスリテイリングさんのサイトらしく、解説が丁寧で、よく作り込まれた感じがします。
ただ、肝心の(肝心なのかどうかは人によるかもしれませんが)、グレーテストシンメトリーとか、セカンドリフレクションとかの考え方は、この商材の中の
どこで使われているんだろう?
という素朴な疑問を持ちました^^;
動画の量が膨大なので、もしかしたらボクが探し出せないだけなのかもしれませんが・・・^^;
なかなかボリューミーな内容なので時間がかかるかもしれませんが、この「アダムセオリーマスタースクール」、果たして実際使えるものなのかどうか、折角なのでじっくり検証してみたいと思います(^^)
コメント
早速、とあるさんのインジ入れましたが、面白いインジですね。
ひょっとしたら、神ツールかも、w
マロンさん、こんばんは。
はい、単純だけど結構おもしろいと思います。
ボラがある場面はかなり強そうですね(^^)
こんばんは~
ドル円以外はどうなんでしょう?
いせさん、おはようございます。
ご質問の件、試しにユーロドルについて確認してみたところ、こんな感じになりました。
https://www.eamt4.net/wp-content/uploads/2016/12/st_eurusd.htm
ドル円と似たような感じで小刻みに稼いで勝率が6割くらいになってるので、ボク的にはかなり好きな勝ち方です(^^)
参考にしていただければ幸いです。
お返事ありがとうございます(人”▽`)
よい結果ですね~
このインジは特典になりますかね?
いせさん、おはようございます。
はい、結構よさげな感じがします(^^)
ご質問の件、商材の内容をよく見てから特典にさせて頂くかどうかを検討したいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
初めて書き込み失礼します。
質問させてください。
>次の足で決済できなかった場合は、以降の
>「adam」の予測値で決済するようにしてます。
と書かれていますが、履歴を見ると必ず30分足の
更新時に一つ前のポジは決済しているように見えます。
1つのバーで予測値に到達できなかったら
強制決済ということでしょうか?
とてもよい結果なので自分でもkindle本を買い、
EAを組んでみましたが成績が再現できず、、、
ヒントをいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
安穏さん、はじめまして。
アダムセオリーの勉強をしているんですね(^^)
ご質問の件、今改めて見てみると、たしかにおっしゃるような履歴になっていますね^^;
確かこのとき何パターンかの決済方法の実験をしていたので、もしかしたら強制決済のEAの結果を載せてしまったのかもしれませんm(__)m
今は更にいろいろ改造してしまったので、このときのバージョンが残っておらず確かではないんですが、結果を見てみると多分そういうことだったんじゃないかなと思います。
ヒントになるかどうかわかりませんが参考にして頂ければ幸いですm(__)m
回答いただき有難うございます。
30分後のセカンドリフレクションを予測値として
予測値の方向にエントリーした上で、
クローズは強制決済や次の予測値での決済を
試してみましたが、私が試した限りは
いずれもスプレッド分右肩下がりな結果でした。
使っているヒストリカルデータが異なりますが、
履歴を比較するとエントリー方向自体が
ちがう場合があるようでした。
自分はセカンドリフレクションの優位性自体に
懐疑的ということもあり、いい夢みさせて
もらったと思い、残念ですが一旦あきらめる
ことにします。
EA改良されているとのこと、続きの検証記事を
期待しています。
安穏さん、こんにちは。
ご指摘の件、バックテストが結構よさげだったので、たしかボクもセカンドリフレクションの起点を変えたり、決済方法をいろいろ変えてフォワードテストを2週間くらいやったような気がしますが、結果はいまひとつだったように記憶してます(T_T)
おっしゃるように優位性はあまりないのかもしれないですね(涙)
こんにちは。
記事拝見しました^^
興味があるのですが、
損切についてはどのように設定をされたのでしょうか?
はせさん、おはようございます。
ご質問の件、損切は確かリスクリワードが1:1になるように設定したような記憶があります。
昔のことなのでやや忘れてしまったので間違っていたらごめんなさいm(__)m